石井神社(柏崎市)概要: 石井神社は新潟県柏崎市大字北条宮ノ入に鎮座している神社です。石井神社の創建は承和14年(847)に相模国高座郡の寒川神社を分祀勧請したのが始まりとされ、延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社三嶋郡6座の内の1つ石井神社とされています(石井神社の社名は他にも数社点在していて現在のところ論社の域を超えていません。)。いつの頃からか八幡神を合祀したことで八幡宮と称し、享保14年(1729)以降は石井八幡宮となり、石井神社となった現在も隣接する八幡神社と合わせて両八幡宮や上、下八幡宮と呼ばれています。境内背後の高台には大江氏、北条氏の居城である北条城が築かれていた事から両氏から篤く崇敬されました。
現在の拝殿は永承元年(1046)に再建された建物を基にして改修されたものとされ、木造平屋建、四間社流造、梁間2間、鉄板葺(旧茅葺)、外壁は真壁造板張、蟇股と建物内部にある4本の柱などから室町時代のものと推定されています(永正元年:1504年に改築との伝承もあります)。
石井神社拝殿は古式を伝える貴重な建物として昭和61年(1986)に新潟県指定有形文化財に指定されています。祭神は誉田別尊、気長足姫命。配神は天照大神。旧村社。
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石井神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 越佐の神社 式内社六十三-株式会社 新潟日報事業社
・ 現地案内板
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